2009年8月1日
CAFE店舗工事(茅ヶ崎)
店舗内装(茅ヶ崎 すずの木カフェ様)
茅ヶ崎にあまりなかったお年を召した方でも気軽に入れる、落ち着いた画廊喫茶のようなカフェを作りたいというオーナー様の想いを受けて、木材や壁の質感を大事にしながら何度も打ち合わせを重ね、つくり上げました。壁には、作品が飾れるように棚とピクチャーレールを配し、さりげない画廊喫茶を実現しました。オーナー様の思い出が沢山詰まった、書棚をデザインに取り込んでいるのも特徴です。
改装前はギャラリーであり、ステンレスサッシがカフェにするには不似合いでした。
外に多くの植栽を植える事が計画されていましたので、それに合うような色にサッシを塗り替えました。色はオーナー様にご確認して頂きながら、何度も試し塗りしながら決定しました。
さりげない落ち着いた色に仕上がったと思います。目隠しが植栽の為、目線が気にならない、特等席になっています。
使う木材も、用途によって分けました。一番メンテナンスが気になる床には、ある程度硬さが必要ですので、楢の無垢材を使用し、腰壁など比較的メンテナンスが必要ないトコロは、ラワンを使用しました。
木材の目を生かすような塗装方法を選択し、色は多くを使わず、家具や書棚に合わせて基準色に色を重ねて3種類の塗装色で抑えたので落ち着いた空間にすることが出来ました。
トイレには、お客様がオーダーされました陶芸家さんの作品である、手鉢と鏡が生きるようなカウンターの厚さと色を確保しました。
また壁にはトイレが明るく清潔に見えるように、カフェ部分同様に漆喰塗りで仕上げてあります。
時が経つにつれ、いい色になっていってくれると思います。漆喰が持つ質感が柔らかい空間を演出してくれています。