照明工事(伊勢原)
今回の照明工事はパチンコ店舗のリニューアルに伴うものでした。使用されていた照明器具は16年前当時のものを使用していた為に器具寿命が近づいていたのと、ランニングコストがかかる器具を多用していたので、照明効果を最大限引き出しながらランニングコストを押さえることで、今回の照明工事費が捻出できるように計算書を作成して企画しました。また外部照明を見直すことにより周辺環境を明るくし、安全にも配慮してみました。
エントランス・ライティング
エントランス部分の照明は、リフォーム前は色々な角度からバラバラに照明が配置されていて、焦点が散ってしまい台数をかなり使用している割りには明るくありませんでした。そこで、サイン照明は下から狙い、足元が明るくなるように上部から1点を狙うことで、エントランス照明の台数を減らし効果を出すことに成功しました。
シンボル・ライティング
リフォーム前は店に隣接する鉄塔をシンボルツリーに見立て、緑色の光をかなりの台数投じていました。今回の計画では店内のリフォームイメージに合うように、清潔感ある白い光を採用しました。ここでもランニングコストダウンを目指したことで焦点を絞り、夜空に映えるメリハリの利いたシンボル照明を提案できました。
サイン・ライティング
店名サインの照明には内照式を使うこともありますが、今回は店名サインに厚みを持たせ、さらに上部から直接光を当てることでサイン文字に影で奥行き感を作ることを心掛けました。またこのサイン文字の設置場所が駐輪場の為、夜遅くお帰りのお客様の手元が見やすい様な照明としても配置位置を検討してみました。
レストルーム・ライティング
リフォーム前のトイレは、床・壁に黒い石を多用して高級感を出していたのが、清潔感という意味では逆効果でした。照明は何かに反射させることでより明るさを感じるため、まず照明を当てる対象物のリフォームを中心に、それから効果的に映えるように配置計画を行い、全体を明るくせずに要所を照らすDLを採用しました。